防災日記

誰も教えてくれないハザードマップの見方と注意点

「ハザードマップで危険を確認しましょう」

よく聞くフレーズですが、あなたはいかがですか?

ドキッとしました?^^

ハザードマップは、配られるだけであとは自分で確認するしかありません。

教科書を渡されて、あとは自分で勉強するような感じですね^^i

しかし、ハザードマップをパッと見ただけでは判断できないことがたくさん!

本日は「ハザードマップの見方と注意点」についてお伝えします。

「ハザードマップもう見たよ」という方も、ぜひ読んでみてくださいね
(。ゝ∀・)b

 

ハザードマップって何?どんな意味?

ハザードマップとは、直訳するとハザード(危険)マップ(地図)

自然災害による被害を予測して、地図にあらわした「被害予測地図」です。

あらかじめ想定される被害区域を知って防災に役立てるのがハザードマップのねらいです。

災害のリスクを知ることができるのですから、こんな重要な情報ならチェックしないと損だと思いませんか?

チェックした方とそうでない方では、避難までに1時間の差が出るという調査結果も出ています。もちろん、チェックしたことがある方の方が避難が早いということですよ^^

 

ハザードマップの種類って何のこと?

災害によって、ハザードマップにもいくつか種類があります。

主なものは

  • 洪水ハザードマップ
  • 土砂災害ハザードマップ

住む地域によって

  • 内水ハザードマップ
    (※内水というのは内水氾濫のことで、集中豪雨などで下水道の処理能力を超える雨により、雨を河川等の公共の水域に放流できない場合に発生する浸水)
  • 津波ハザードマップ
  • 高潮ハザードマップ
  • 地震ハザードマップ
    (揺れやすさ・液状化危険度)
  • 火山ハザードマップ

などがあります。

洪水と土砂災害が一緒に載っているところも多いです。

鎌倉市の場合は、5種類(洪水・土砂災害・内水・津波・地震)あります。

 

ハザードマップはどこにある?紙とインターネットのメリット・デメリット

「配られた気はするんだけど、どこに行ったかな……」なくしがちなのが紙のハザードマップのデメリットですかね^^i

しかし、紙の地図にはスマホのような通信障害がないので、「アクセス集中で見れない!」「充電が切れそう!」という心配がいりません。(令和2年豪雨の際、災害地域のハザードマップは開くことができませんでした)

インターネットのメリットは、住んでいる市区町村以外のハザードマップも確認できることです。

例えば職場・学校・離れて住む両親の家・出張先など、気になったらすぐに調べられます。

 

ハザードマップ インターネットでの調べ方

お住いの市区町村のホームページに掲載されているのですが……ハザードマップの入り口がわかりにくく、探しにくい場合があります。

そこでおすすめなのが、国土交通省の「わがまちハザードマップ」です!

地図をタッチしていくだけで調べたい市区町村のハザードマップが一覧表示され、すぐに探すことができますよ!

国土交通省では「重ねるハザードマップ」も公開していますが、こちらはおすすめしません

市区町村発行のハザードマップと比較してみましたが、災害想定区域が表示されない箇所があります。

ハザードマップのチェックはわがまちハザードマップからがおすすめです^^⇒わがまちハザードマップ

(一部インターネットで公開していない自治体もあります)

 

水害は自分に関係ないと思ったら大間違い!

うちは昔から住んでるし、知り尽くしているから大丈夫!?

主人の実家のハザードマップを見て驚きました。

「え?浸水区域になってる!」

主人の実家はすっごい田舎で、遠くに山がありますが周りは田んぼが広がる平地。川も遠いため水害はないだろうと思っていました。

主人に聞いても、「浸水?そんなわけないじゃん。あそこに水がたまるなんて考えられないよ(笑)」という反応。

役所に確認してみると、このあたりの集落には「ため池(農業用水を確保するための人口の池)」が点在していて、100年に一度の大雨が降った場合に一帯が浸水する可能性があるのだそうです。

過去に浸水したことはないというので、昔から住んでいる人もそこが浸水区域だとは夢にも思わないでしょう。

「代々ここに住んでいるから知り尽くしています」という方も、意外な危険があるかもしれません。

 

うちは都心部だし、川も近くにないから水害はない!?

ハザードマップの種類で、内水氾濫を簡単に説明しましたが、内水氾濫は「都市型洪水」と呼ばれています。

雨水が染み込みにくいコンクリートに覆われ、下水管が無数に走る都市部で多いためです。

2019年、台風19号によって床下・床上浸水した住宅の6割は内水氾濫だそうです。

「川も近くにないし洪水の心配はない」という方も、内水氾濫という水害が起きる可能性はあります。

以前チェックしたから、もういいよね?

大きな災害の後に法律が改正されたり、自治体が見直しをすることでハザードマップが更新される場合があります。

豪雨の際にツイッターで「家を買う時にハザードマップを確認して安全だと思って購入したが、住み始めてから避難が必要な区域に指定された」という方がいらっしゃいました。

短いスパンでなくてもいいので、備蓄の見直しのついでに再度チェックしてみてはいかがでしょうか?

うちは災害想定区域じゃないから安心!?

ハザードマップも完ぺきではありません。

年々災害規模は大きくなり、被害も拡大の傾向にあるからです。

東日本大震災では、浸水想定区域を大きく超えた津波が襲いました。

大槌湾周辺の津波で亡くなった方の分布をみると、そのほとんどが浸水想定区域内ではなく、そのすぐ外側に集中しています。

「ハザードマップは確認すべき」ですが、「過信するべからず」ですよ!

 

ハザードマップの見方・注意点

横浜市の洪水のハザードマップを例に説明します。

地図に黄色や黄緑で色付けされていますね。

色は自治体によって違いますが、色のついた部分が浸水が想定される区域です。

全国的には赤っぽく塗られている自治体の方が多い印象。↓

 

浸水の深さの目安が地図の端の方に載っています。

↓ 黄緑の部分は戸建ての一階部分が浸水する深さの予想だとわかります。

 

ハザードマップの最大の注意点 その避難所、水害でも大丈夫?

たくさんの市区町村のハザードマップを見てきて、案外多いのが「洪水の浸水予想区域内にある避難所が載っている」パターン。

通常、水害の時は浸水の心配がある区域に避難所は開設しません

令和2年7月豪雨でも、洪水ではなく地震で使う避難所に逃げ込む方がいたそうです。

水害で避難できる避難所かどうかは必ずチェックしてください!

大体は避難所のマークに注意書きがあったり、避難所一覧の外に注意書きがしてあります。

例えばこんな感じ ↓

定避難所・指定緊急避難場所一覧表

名称 住所 収容人数 洪水 土砂災害 高潮 地震 津波
○○小学校 ○○町156 160
○○公民館 ○○町○○2376-1 50
○○公会堂 ○○町○○ 20

表にある3つの避難所は、洪水の欄に✖があるので、洪水の時に避難してはいけない場所だということです。

横浜市のハザードマップの場合、避難してはいけないとは書いていませんが、浸水予想区域と同じ色で塗ってある避難所が2か所あります。↓

「色のついたところは浸水予想区域なので、この避難所には洪水の時は避難しないでくださいね」というメッセージなのですが、皆さん理解してるのかな?

↓ 他の自治体では、避難所のマークの色と文字で注意喚起。

 

欄外にも重要なことが記載されています。必ず隅々までチェックしてくださいね!

どの避難所も一緒?⇒避難所の種類によって注意が必要です

避難所と避難場所

避難するところは、いろいろ名前があって、とにかくややこしい!

まずは決定的に違うこの2つに注意してください。

  1. 「避難所」 ⇒ 災害ニュースなどでよく見る、一定期間滞在することができる建物(体育館や公民館など)
  2. 「避難場所」 ⇒ 災害の危険性がなくなるまで滞在する場所(主に屋外)

建物内に避難したい場合は、開設されている避難所に行く必要があります。

 

避難所の種類

※ 自治体によってハザードマップに記載されている避難所は違います。基本的に一次避難所を記載されているハザードマップが多いです。

2次避難所・福祉避難所は、必要に応じて開設され、誰でも入れるわけではありませんので注意してください。

風水害時避難所 自主・事前避難のため、災害発生前に開設⇒開設情報をもとに避難

1次避難所 災害が発生したときに最初に開設⇒開設情報をもとに避難

2次避難所・福祉避難所 ※すぐに開設されるわけではありません

一次避難所開設後、一次避難所での避難生活が難しい(妊産婦、傷病者、障がい者、高齢者、乳幼児等)と思われる世帯がある場合に、必要に応じて開設します。民間の施設等と連携している場合が多いですが、直接駆け込んでも受け入れられませんので注意が必要です。

 

避難所までのルートも確認しておきましょう!

  • 避難する途中に橋などがないか(橋を渡るのは危険)
  • 避難する途中に浸水予想区域がないか
  • 避難経路に土砂崩れの危険性がないか
  • アンダーパスがないか(水が貯まって通れない可能性あり)
  • 避難所自体が浸水しそうな場合に備えて、2つ以上の避難所をチェックしておく

車が動かなくなる、車のドアが開かなくなる、濁流にのまれるなど、避難の途中で水害に巻き込まれる方も多いのです。

避難はとにかく早めに、安全に。

 

まとめ

ハザードマップを隅々までチェックすることの重要性がわかっていただけたでしょうか?

平成19年の台風では、足首までの浸水が30分で首まできたという地域もあったといいます。

それだけ避難にはスピード感が必要なのだと思います。

いざという時、どんなリスクがあって、どう避難するか。

いつか確認するよりも、今確認してみませんか?

再度、わがまちハザードマップを貼っておきます^^ ⇒わがまちハザードマップ

使い方は簡単ですが、ちょっとスマホが苦手という方には、使い方を画像付きで細かく説明しています⇒スマホで簡単!1分で検索できる「わがまちハザードマップ」の使い方

それではみなさん、よい防災を!
(*Ü*)ノ"

 

ハザードマップはばっちりだぜ!という方は次のステップへ⇒ 最低限そろえたい防災グッズ&備蓄おすすめ27選(自宅編)

 

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