地震センサー付きの商品がどんどん廃番になっていく中、新たに地震で自動点灯する「地震ポンライト」を購入しました。
早速ご紹介します!
地震でゆれれば自動点灯!地震ポンライトってどんな照明?
以前「地震で自動点灯するライト」と「停電で自動点灯するライト」の選び方について書きました。
何か違うの?という方はまずこちらをどうぞ⇒自動点灯が断然おすすめ!地震でつくライトと停電でつくライトの選び方
ざっくりおさらいをすると
地震で自動点灯
揺れたら点灯。電池式だとコンセントがなくても設置できる。主に寝ているときの地震に備えて寝室に置くのがおすすめ
停電で自動点灯
コンセント式。停電になるとコンセントに差したライトが自動点灯する仕組み。
主に夜に活動している部屋におすすめ(リビング、お風呂場やトイレなど)
今回ご紹介するのは、「地震ポンライト」
揺れたら自動点灯するライトですので、寝室やコンセントのない場所への設置がおすすめです。
ポンライトというのは「ポン」と押すだけでつくライトのことで、たくさん種類が出ていますが、揺れると自動点灯するのはこちらの商品だけです。
直径は8センチ。精密機械という感じでもなくて、おもちゃみたいです。
裏面にテープがついていて、壁面に張り付けることもできます。
単4電池を4本使用。裏蓋を外して入れます。
5分たつと自動で消灯するため、もし誰もいないときに点いたとしても自動で消えてくれるのはうれしい設計。
ボタンはカチッと音が鳴るくらい押すタイプです。(タッチセンサーではないのでしっかり押します)
地震ポンライトの明るさはどれくらい?
部屋の大きさにもよりますが、我が家の寝室6畳だと全体がうっすらとわかる感じです。
写真に撮りたかったのですが、うす暗いのでうまく写りませんでした……
15畳のリビングだと、部屋の奥の方はちょっと見えにくいですね。
部屋の明るさのイメージは、スマホの画面を少し明るめにした時くらい。
夜に電気がついている部屋が停電した時は、地震ポンライトは暗く感じると思います。
しかし私は「寝ているときの地震」を想定して購入したため、真っ暗な状態から地震ポンライトがつくとちょうどよい明るさになります。
寝ているときにいきなり電気をつけるとまぶしくて目が開けられませんよね。
地震の揺れで起きたときにまぶしくては困りますよね^^i
そういった意味でも、災害時の最初の明かりとしては適度な明るさです。
普段からポンライトとして使用する方(夜中にトイレに行くとき、授乳をする時など)には、「一緒の部屋で寝ている人を起こさない程度の明かり」としてちょうどいい感じです。
揺れたら点灯 震度何以上で点灯する?
説明書きによると、
壁に貼り付けて使用した場合は震度3から4に反応。
置いて使用した場合は震度4~5に反応。
壁に貼った方が感度がいいと書かれていますが、動かしてみると置いた方が感度がいい気がする……ということでちょっと実験をしてみました。
お値段が安いけれど、本当に揺れるとつくの?
地震ポンライトを振ると、カラカラと音がします。中にある小さな何かが揺れで動くとライトがつくようです。
揺らしてみたり、どの程度で点灯するのか試してみました。
引き戸に着けてガタガタさせてみたけれど、「ん?これだけガタガタしてもつかないの?」という感じ。
紐をつけて吊り下げてみると左右に大きく揺れても点きません。中にあるものが動いていないようです。
平らにして持って階段を上り下りすると必ずと言っていいほど点きますが、縦に持って上り下りをすると点きません。
確かに動かすと点灯はするけれど、設置方法によって点灯するか差が出そうなので、検証をしてみることにしました。
実験 高性能なショックセンサーランプと比べてみた
ショックセンサーランプは私が最初に購入した地震センサー付きのライトですが、残念ながらメーカーに問い合わせても完売とのこと。新商品もないようです。
高性能センサーが内蔵されていて、実に優秀だったのに残念です。
左手にショックセンサーランプ、右手に地震ポンライトを持って階段をそろりと移動してみます。
両手のライトを横にして(平置きの状態で)持った場合、ショックセンサーランプと地震ポンライトはほとんど同じタイミングで点灯しました。
平置きの状態ではかなり感度がいいようです。
次は縦にして(壁付けの状態にして)持ってみました。
ショックセンサーランプが点灯しても地震ポンライトは点きませんでした。
壁などに貼り付けてポンライトを縦にすると、感度はかなり下がるようです。
以上の個人的な実験結果から、私は感度のよかった横置きで設置することにしました。
どこに設置する?我が家の地震ポンライトの設置方法
※ 決して公式の設置方法ではありません。推奨はしませんので、それぞれに安全な設置場所を確保してください。
- 壁につけるのが便利だけれど、平らにおいた方が感度がいい
- わが家の寝室は家具などが一切ないので家具の上に設置できない
- 床にものを置きたくない(掃除の時に面倒)
- 普段ポンライトとして使う予定がないため、高い位置でもOK
以上をふまえて考えた結果、エアコンの下の貼り付けました!!
逆さまにしてみたところ、平置きと同じくらいの感度がありました。(やはり中で玉のようなものが動くと点灯している様子)
エアコンの下で、吸い込み口に干渉しない位置に逆さまに貼り付けます。
どこでも取り付けられるのは電池式のメリットですね。
もともと強力な両面テープがついているため、すぐに取り付け完了!
ここで注意点です!
一度軽く貼り付けてからはがそうとしたら、ベリベリ!とすごい音がしたので、取り付け場所をしっかりと考えてから貼った方がいいです^^i
カラーボックスや突板の家具(表面に木材の薄い板を貼ったもの)などは、はがすときに表面がはがれると思いますのでお気を付けください。
あと、エアコンは部屋の隅についているのが一般的ですが、もし寝ている頭の上などにエアコンがある場合は、落ちると危険なので他の設置方法がいいかもしれません。
……というより、そもそもエアコン自体が地震で落下する可能性があるので、エアコンの真下には寝ない方がいいですよ!
※エアコンはフックにひっかけた状態で壁についているため、上に少し持ち上げると簡単に外れます。
外のホースとつながっているので、落ちても下まで落下しない場合もあるみたいですが、寝る場所を変えることをおすすめします。
地震でなくてもちょっとした揺れで点いてしまうという購入者の口コミ
口コミであったのが、「ちょっと動いただけでもついてしまう」というもの。
確かに置いた状態だと、ちょっと触れただけで点灯します。
ですので、普段使うようなテーブルだと何度も点いてわずらわしいですし、机や引き出しの上だと、家具の揺れだけで点灯する可能性はあります。
これについても実験してみると、
【地震ポンライトを床に置いた場合】
ライトの横でつま先ランニング→点かない
何度もつま先ジャンプ→点かない
ジャンプ+足裏全体でドスンと着地→点く
【机に置いた場合】
引き出しを開ける→点かない
両手をつく→点かない
机をバン!とたたく→点く
という結果。
家具やお家によって違うと思いますが、床に置いて横を歩いただけで点灯というのはなさそうです。
まとめ
停電の時の懐中電灯を用意している人は増えていると思いますが、寝室で地震が起きた時を想定している方は少ないと思います。
夜中の地震で目が覚めた時、懐中電灯は取りにいけないですよね。
アナログ感あふれる「地震ポンライト」ですが、寝ているときの地震で十分に効果を発揮してくれることでしょう。
価格はネットで送料込みでも1000円以下で買えます。
ちなみに今時点では送料込み658円が最安値です。
しかし……災害やテレビでの紹介をきっかけに、防災グッズが急激に価格が上昇することがあります。
実際に、この記事を書いた後、大きな地震があり、ネット価格が急上昇しました。
今658円で買える商品が、その時は1夜にして1500円~2000円になっていました……
そういう意味でも平時に早めの購入がいいと思います。
それでは皆さん、よい防災を!
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