防災日記

避難勧告が出たのに親が避難してくれない!避難させる方法は?

「なぜ避難勧告が出ても避難しないのか」

災害の後、必ず取り上げられる問題です。

「これくらいなら避難しなくても大丈夫。前回もそうだった」

こういった考え方は特に私たちの親世代に多く、いざ避難勧告が出ると

「避難した方がいい」

「いや必要ない」

と、親子で押し問答になることが多いそうです。

今回は「避難する必要はない!」という親をどう説得するかについてまとめました。

 

大前提として、「人は逃げない」ということを理解する

「危険が迫っているのに避難をしない」

これは親世代だけでなく、だれにでも備わっている心の動きが関係しています。

 

「正常性バイアス」は、例えば、警報や注意報が流れても、「そこまで大変な事態にはならないだろう」など、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりする心の動きです。

「楽観主義バイアス」も、正常性バイアスと似ていますが、異常事態が進行していても、「自分の地域は、これまでの経験上、きっと大丈夫」など、楽観的に状況を判断してしまうことを指します。

「同調性バイアス」は、異変が起こり、どうしたらいいのかをすぐに判断できない場合、自ら率先して行動を起こすのではなく、周囲の行動を観察してから、自分も同じ行動を取ろうとすることです。

引用記事 https://kaigo.homes.co.jp/tayorini/interview/murata/

 

避難できる状況にあってもしない人のほとんどは、この3つが原因だというのが専門家の見解です。

あなたの親が避難しない理由は、頑固だからとか、防災の意識が低いとかではなく、だれもが持っている3つのバイアスが働いているためなのです。

 

今まさに避難が必要な状況だという方へ

これを読んでいる方の中には、「今まさに避難が必要なのに、親が避難しなくて困っている」という方もいらっしゃるかもしれません。

まさに今、3つのバイアスが働いて

「避難情報などによって身に迫る危険を知ったとしても、避難しない自分を懸命に正当化し、何とか心の平穏を保とうと努める」

という状態ではありませんか?

まずは落ち着いて、次のことに気を付けてください。

  • ケンカ腰にならない
  • 親の話をさえぎらずに聞く
  • 親を否定しない
  • 正論だけで論破しようとしない

どうしても親子という関係は思ったことをぶつけてしまいがちです。

中には、「逃げ遅れたら他の人に迷惑がかかる」「自分(息子)の立場も考えてくれ!」と、ケンカをしながら避難させた方々もいます。

しかし、親がへそを曲げてしまえば、さらに説得は困難です。

親に指示をしたり、年寄り扱いしたりせず、しっかりと相手の話を聞いて対応しましょう。

 

近所の様子を伝える

近所の方が避難をしていたり、避難する車が列をなしているようなら、

「○○さんが避難したよ」「避難所にみんな向かっている」と伝えてみましょう。

誰かが避難するとそれに続くということもわかっていますし、少なからず「最初に避難するのは格好悪い」と考える方もいるようです。

周囲の行動を観察してから行動するという「同調性バイアス」を逆手に取った方法です。

 

自分以外(親が親しくしている人や孫)にお願いする

「子に指図されたくない」と思うのは、男性に多いようです。

説得をする役目を自分以外の人にお願いしてみましょう。

親しくしている人から「避難指示が出ているようだけれど、大丈夫か?心配だから避難してほしい」と電話で伝えてもらえれば、親も「○○さんが心配しているから」と、避難のきっかけがつかめるかもしれません。

また、「子に指図されたくない」とは思っても、相手が「孫」であればいうことを聞きやすいと言われます。

私の周りにも、親子関係はそれほどでもないけれど「孫は無条件でかわいい」という方はたくさんいます。

「おじいちゃんが心配」孫の一言が救世主になるかもしれません。

 

避難してほしいという気持ちの伝え方 「親の情に訴える」

たくさんの防災関連の本を読んできましたが、その中に避難しない人をどう説得するかについて書かれたものはありませんでした。

心理学的なアプローチ法も、すぐに習得できるものではありませんし、今すぐ結果が出るものでもありません。

以前、ある防災士の方が言っていたことです。

「親は、子に指示されれば腹が立ち、お願いされると受け入れやすい」

自分も、誰かに指示をされるよりはお願いされる方が、それにこたえようと思いますよね!

「長生きをして、これからも孫の成長を見守ってほしい」

「お父さんが心配で夜も寝れないから避難してほしい」

「もし親に万が一のことがあれば悔やみきれない。今日だけは避難してほしい」

など、私が心配だから」ということを強調するのがポイントだそうです。

 

最終的に親を動かすのは正論ではなく、親を思う気持ちです。

今親に望むのは、長生きをしてほしい、親を災害で亡くしたくない、そのために安全に避難してほしいということのはずです。

「私は親を大切に思っている」

「大事な親を一晩中不安な気持ちで過ごさせたくない」

「これからも長い年月を一緒に過ごすために、今日1日だけは避難してほしい」

という気持ちをまっすぐにぶつけてみてください。

 

親に避難をしないと言われても、避難の準備はしてください

何を言ってもだめだということもあるかもしれません。

それでも周りは避難の準備を進めてください。

いくら家族が言っても聞かないのに、近所や自治会の人の声掛けですぐに避難するといったこともよくありますし、ぎりぎりで避難する方がほとんどなのです。

避難すると決断したときにすぐに行動できるようにしておきましょう。

停電で情報がさえぎられないよう、ラジオなどを用意しておきます。

ただし情報や避難勧告は待ちすぎないことです。

情報を待っているうちに状況が一変することもありますし、過去に行政の指示が遅れた例も多数あります。

親を残して避難するのはあまり現実的ではありませんが、しっかりと自分の安全を確保することも忘れないでください

 

いざという時が来る前にやっておくこと

ここからは、今すぐではなく「いつか親が避難しなければならない時」に備えてやっておくことをまとめます。

今まで述べてきたことをスムーズに行うために、前もってできることをピックアップしていきます。

 近所や町内会の方にお願いをしておく

「避難しない理由をあれだけ並べていたのに、町内会の人の呼びかけですぐ避難した」というのを聞くと笑ってしまいすが、誰かが避難すると他の人も動き出すというのも、人の心理として普通のことです。

私も帰省の際にはお隣の方に挨拶をするようにしています。

住民リストを作って声掛けに行くという仕組みを作っている地域もあるようですので、こうした取り組みがあるか確認してみましょう。大きな安心材料になります。

 

親の住む地域のハザードマップで災害のリスクを確認

避難行動についてのアンケート結果を見ると、「ハザードマップを見たことがない」「避難するタイミングがわからない」という方が半数程度いらっしゃいます。

先日、土地勘のあるいくつかの地域のハザードマップを見てみると……探しにくい!見にくい!

これでは親世代が地図を読み取って理解をするのも難しいかもしれないと感じました (´+ω+`)

ぜひ親の住む地域のハザードマップもチェックして、起こりうる災害を把握しておいてください!

ただし、最近の災害は想定を大きく超える可能性もあるので、ハザードエリア外だからといって安心はできません。

大災害の時には、ハザードエリアのすぐ外側の地域で亡くなる方が多いのです。

 

【おすすめ】親が住む地域の災害情報を手に入れるアプリ

親と離れている場合、防災情報を手に入れるのに、スマホのアプリケーションが役に立ちます。

親が住んでいる地域を登録しておくと、防災情報が出たときにお知らせしてくれるのがyahooの防災アプリです。

地域を3か所登録できるので、

  1. 自分が住む地域
  2. 自分の実家
  3. 主人の実家

を登録しています。

大雨が降る前にも通知が届きます。(……が、実際は降らないことも多いです^^i)

防災情報があったときにアプリがお知らせしてくれるので、すぐに気づくことができます。

ぜひ自分の地域と大切な方が住む地域の登録をおすすめします。

yahoo!防災速報

まとめ

防災について調べると、大体は「ハザードマップで確認しましょう・家族と話し合っておきましょう・避難をするタイミングを決めておきましょう」で締めくくられることが多いのですが……

調べてみると、実際に親を避難させるのはなかなかハードルが高いことがわかりました。

災害に直面して、避難しない自分を正当化している人の心理を打ち破って避難させるのですから当然です。

危険に直面したら逃げなければいけないわけですから、これはもう「災害時は避難すると決めておくことが大事」としか言いようがありません。

普段の会話に少しだけ防災の話を取り入れてみませんか?

かしこまらなくても、最近起きた災害の話に対して「どう思う?」と聞いてみれば、会話の中に親の防災意識が見えてくると思います。

意見が割れても決して否定せず、親の意見を最後まで聞いて受け止め、私は親を守りたいんだという気持ちをしっかり伝えましょう。

強い口調が出そうになったら、いったん終了してまたの機会に。

すぐに結論が出なくても、「そういえば息子(娘)があの時こう言ってたな」と思い出すときが来るかもしれません。

それでは皆さん、よい防災を!
(*Ü*)ノ"

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