防災対策『初心者編』

手回し充電器と電池式充電器でスマホの充電は期待できないという事実  

 

ちまたには「スマホが充電できる」という手回し充電器付きの商品がたくさんあります。

手回し充電器さえあれば災害時も無敵!?

しかし実際に充電してみた方は少ないのではないでしょうか。

実は、手回しで充電するにはものすごい労力が必要なんです。

実際に回してみると3分もキツイ……

し、か、も。

残念ながら期待しているほどの結果は得られません。

 

今回は災害時に絶対に必要になるスマホの充電方法の実験です。

災害時のスマホは命綱ですので、「充電器持ってるよ」という方もぜひチェックしてくださいね!

 

「電池4本式の充電器」で実際にスマホを充電してみた

以前の私の考えはこうでした。

「充電式の充電器は、停電が長引くと再充電できないから困るよね。でも電池式なら電池さえあれば電池交換をして何度でも使える!だから充電器は電池式に限る!」

しかし、この考えはあっけなく打ち砕かれます。

電池4本式の充電器を購入し、実際にスマホを充電した結果です。

時間 充電 スタートとの比較
スタート時 14%
2時間後 33% 19%増
2時間半後 34% 20%増
4時間半後 39% 25%増
8時間後 44% 30%増

最初の2時間で19%の充電。

そのあとはなかなかメモリが上がらず、8時間充電して30%の充電にとどまりました。(スマホは残量チェック以外使用していません)

充電後に電池の残量を調べようとバッテリーチェッカーにかけてみたところ、少し残っているようでしたが、これが電池4本の限界なのでしょう。

さらに最大の注意点は、スマホの充電が残り少ないと、充電器につないでも充電が開始されないのだそうです。

お、おそろしい(゚д゚;) 

 

「手回し充電器」スマホはどれくらい回せば充電できる?衝撃の結果

こちらは私の非常持ち出し袋に入っている防災ライトとラジオです。

ラジオ2種

両方ともLEDライトとラジオの機能があり、手回し充電ができます。

まず、回すためのつまみを拡大してみます。

ラジオつまみ

比較するためにビー玉を近くに置いてみました^^

黒いラジオが軽くてくるくる回せるのに比べ、白いラジオはずいぶんつまみが小さく、回しにくいです。

これは正直盲点でした^^i

手回し充電は、独特の音がします。

シュインシシュインという音は案外大きく、耳慣れない音なので、主人に「うるさいよ」と言われてしまいました。

これを避難所でやると……クレームがきそうな予感。

夜の充電は禁物でしょう^^i

 

手回し充電器を7分回し続けたらまさかの!?

まずは黒いライトでスマホを充電してみます。

7年ほど前に購入したものですが、今も問題なく使えています。

実は充電したエネルギーをためておくバッテリーは、寿命が2~3年と言われています

もしどこかに入れっぱなしの手回し充電のラジオがあれば、バッテリーが機能するかチェックしてみてください。

最悪の場合、「災害用に用意して、使わないうちにバッテリーがダメになった」という可能性があります^^i

 

さぁ、では張り切って回しましょう!!

89%

充電スタート時のバッテリー残量は89%。

一般的な手回し充電器は、一秒間に2~3回転させないと充電されません

回転が遅いと充電もストップしてしまうんです。

 

回してから3分たちました!

89%

89%……スタート時と変わりません。

どれくらい回せば充電が1%上がるのかを調べるために回し続けてみます。

はじめは回している右手が疲れるのですが、だんだんラジオを持っている左手に疲れが……

5分経ってもまだ89%のまま……

開始から7分を過ぎたとき、事件は起こりました。

7分

 

ンガッ! 1%減った!!

89→88%に減ってしまいました。

7分間必死で回して充電が減る意味がわかりません。

気を取り直して、今度は白ほうのラジオをスマホにつないで……

5分間回しました。結果は……

5分11:15 88%

88%で変わりませんでした。

トータル12分回して、充電マイナス1%。

٩(๑`ȏ´๑)۶ おーい!

手回し充電の現実、わかっていただけたでしょうか。

ちなみに腕の疲労度は、翌日軽く筋肉痛になるくらいあります。

まわしている途中は「キツい、疲れた」しか言わなくなります。

 

【 2021年10月 追記 】

雑誌に掲載されていましたが、手回し充電ができる防災ライトを10台実験して、手回しで充電ができたのは5台だったそうです。

どれくらい充電できるかは載っていませんでしたが、市場に出回っている「スマホを手回し充電できる」というのは期待薄です。

 

ソーラー充電器でスマホは充電できるのか

一番衝撃だったのは、雑誌で行われたモバイルバッテリーのソーラー充電の実験。

雑誌の見出しに驚きました。

「実はソーラーはほぼ使えないことが判明!」「ソーラーでの充電はどれも全く役に立たない」と……

しかし、あくまで「ソーラーでの充電は使えない」ということであって、電源から充電した場合は十分機能を果たすということですので、お間違えなく。

 

 

モバイルバッテリーは10000wAh以上がおすすめ

充電式のモバイルバッテリーは、10000wAhでスマホの充電が2~3回程度できるようです。

購入前はてっきりお高いのだと思っていましたが、お安いものだと2千円程度です。

充電式を買った方が確実に充電ができて、体力も使いません。

買わない理由が見つからない……

 

私が使っているのは充電ケーブルが内蔵されたものです。ケーブルを別に用意する必要がないのでらくちん!!

↓最新版が出てました(この後私が使用しているのは1つ前の型です)

 

充電開始!

40分で88%→100%になりました。

つまみを回さなくていい喜び、プライスレス。

 

モバイルバッテリー

画像上から

新バッテリー(黒)
旧バッテリー(白)
私のスマホ

旧バッテリーは7年前に購入して今も現役ですが、重さが250gと、ずっしり感があります。

新バッテリーは166g。3分の2の重さです。

カバンに入れて持ち歩いているので、この差は大きいです。

さらに大容量のものも売っていますが、重さや大きさが増すので私にはこれくらいがベスト。

私の大好きな比較実験雑誌でも高評価!!……なぜもっと早く購入しなかったんでしょう!?

随分遠回りしましたので、皆さんには最短ルートをおすすめします^^

 

まとめ

「手回し充電ができて、スマホの充電もバッチリ!」なんて広告をよく見かけますが、ホントのところをわかっていただけたと思います。

災害用のライトを作っているメーカーのホームページにも、「ハンドルを回して充電するのは、あくまで緊急用であって、満充電は想定していない」という内容があります。

また、あるメーカーでは手回し充電の商品の製造をやめたという記事もありました。

防災グッズというと、いざという時に使うものとしてしまっておきがちですが、いざという時に使えなくては困りますので、ぜひ定期的に試してくださいね^^

それではみなさん、よい防災を!
(*Ü*)ノ"

私が使っているモバイルバッテリーはこちらですが……

こちらについているケーブルは「iPhone用のUSBケーブル」と「android用のマイクロUSBケーブル」の2本なんですね。

マイクロUSBケーブルは差込むところが台形の形ですが、最近は差し込むところが楕円形の「Type-C」が主流になっています。

こちらのモバイルバッテリー、しっかり進化して「iPhone用」「マイクロUSB」に加えて、「Type-C」の3本のケーブルを装備して生まれ変わっておりました!!

もし、今使っているのがマイクロUSBだとしても、今後スマホを買い換えるときにはType-Cになる可能性がありますので、購入する際はこちらの新タイプがおすすめです!

 

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