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大規模災害時の防犯と知っておいてほしい性被害のこと

2021年10月19日

防災 と 防犯

 

大規模災害の時、犯罪は増えます。

今回はあまり聞きたくない話もあると思いますが、災害時には思い出してほしい、災害時の防犯のお話です。

タイトルの通りですが、あまり気分のいい話ではありませんので、苦手な方は最後の「まとめ」に飛んでいただくといいかと思います。

 

災害時に増える「空き巣」や「盗み」など金品目的の犯罪

大規模な災害であれば、避難する人も多いし、窓ガラスが割れたり地震でゆがんだドアが閉まらない。

たやすく空き巣に入られることは想像がつきますね。

災害時に被災地に乗り込み、空き巣を繰り返す集団があると聞きます。

周りは災害に見舞われた住人ばかりでないと知っておいてください。

 

東日本大震災後、被災した知り合いから話を聞くと、

「津波の後、たくさんのなきがらを見た。そしてそのなきがらのまわりには、財布が転がっていることが多かった。」

聞いてすぐは「身元確認のためではないか」と思いましたが、その財布からは必ず現金だけが抜き取られていたそうです。

災害時、みんな大変なのだから悪いことは考えないだろうというのは甘い考えです。

 

留守であることを大々的に知らせない

かつて、「避難所に行くときは、すぐわかるよう入り口の外に「○○小学校に避難しています」と紙を貼っておきましょうと情報発信している人が多くいました。

外に貼っては、泥棒に「留守です」と教えているようなものなので、現在は「もし貼り紙をするなら外ではなく家の中に」と言われていますが……

果たしてそれは安全でしょうか?

外に貼るよりはいいでしょうが、ふだんから「災害の時は○○の避難所に行く」と決めておけば、貼り紙の必要はないですよね^^

 

貴重品の管理は普段から気を付ける

  • 家に多額の現金を置かない

空き巣被害のほかにも、万が一火事になった場合、家にある現金は補償されません。

  • 災害時にすぐ持ち出せる貴重品袋を用意をしておく

あるアンケートで、「非常持ち出し袋」を準備している人が30%に対して「貴重品袋」を準備している人は70%と出ていました^^i

お金、大事ですよね^^

避難所でも盗難の危険性はありますので、持ち出すことがいいと一概には言えません。

しかし大規模地震の際には火事の危険性もあるため、準備はしておいた方がいいと思います。

  • 暗証番号を誕生日や電話番号など安易なものにしない

実家のご近所さんは、空き巣でキャッシュカードが盗まれ、「安易な暗証番号」のおかげで700万円の被害にあいました。

私はママ友が少ないですが、それでも「友達が空き巣に入られて」という話は3件きいたことがあり、犯罪は本当に身近にあるのだと感じます。

 

東日本大震災前はあまり語られなかった「性犯罪が増える」という事実

熊本地震(2016年)の際、避難所に貼られたという熊本県警のポスターを見て衝撃を受けました。

「避難所・避難先では困ってる女性や子どもを狙った性被害・性暴力・DVなどが増加します」

被害者の声と、相談窓口の連絡先もポスターに書かれていました。

熊本 ポスター

空き巣などが増えるのはなんとなく察しがつきましたが、性被害とは……

災害後に寄せられた相談の中には、あとをつけられた、身体を触られた、布団に入ってきた……

ここに書くのもはばかられる、考えられないことがおきていました。

しかもそれが避難所の中でも起きているというのです。

おばさんだから関係ない?いえいえ、被害は60代の方にも及んでいます。

男の子だから大丈夫?いえいえ、世の中には男の子を狙った性犯罪も多いのです。

こう書くと誤解が生じるかもしれないので慎重に理解してただきたいのですが、災害でいろんなものを失った被災者に対し、「食べるものを分けてあげる」「車で送ってあげる」といった「助けくれる人」を装って近づく悪人もいます。

もちろん善意の方もいらっしゃるでしょう。

疑心暗鬼になってしまうかもしれませんが、実際にあるのだということは念頭においてください。

「1人で行動しない、1人で行動させない」など、自分で自分を守る行動を。

 

まとめ

知っておいてください。

災害時、犯罪は増えます。

災害の混乱を狙った火事場泥棒は本当にいます。

大人、子ども、性別、年齢問わず、災害時に性被害は増えることが報告されています。

 

  • 家に多額の現金を置いていませんか?
  • 災害時に貴重品を持ちだす準備はできていますか?
  • 暗証番号を誕生日や電話番号などの安易なものにしていませんか?
  • 避難所の中であっても、女性、子どもは1人で行動しないように
  • 相談機関の連絡先を持っておく

いざという時ではなく、いざという時に備えて今から考え、自分と家族を守りましょう!

静岡県警察「防災女子 赤のまもり」 ←こちらは大規模災害が発生したときに避難所に配布されることを想定してつくられたものですが、個人的には平時に一読すべきものだと思います。

ぜひご一読ください。

それではみなさん、よい防災を!
(*Ü*)ノ"

 

 

 

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