冬の防災対策として準備している「電源のいらない灯油ストーブ」
劣化した灯油を使用するのは大変危険なので、保管方法に気を付けているのですが……
つい最近、「灯油のポリタンクにも寿命らしきものがある」と知って驚きました。
あなたのポリタンク、何年ものですか?
目次
ポリタンクの寿命は何年?
日本ポリエチレンブロー製品工業会のポスターにこうあります。
「灯油かんはプラスチック製のため、経年劣化しますので、5年を目安に交換を推奨します」
5年とは長いような短いような。
プラスチックにはたくさんの種類があり、灯油を入れるポリタンクは「ポリエチレン」というプラスチックで作られています。
プラスチックである以上、灯油を入れなくても、紫外線に当てなくても、劣化はします。
では5年経ってすぐに使えなくなるかというと……そうじゃないんですよね。
後述しますが、我が家のポリタンク、ずいぶん長いこと使っていますがピンピンしています。
灯油を入れるためのポリタンクは1個1000円足らずとはいえ、買い換えるのはもったいないような。
そこが悩ましいところでして……^^i
店頭に並んでいるポリタンクを見ていたら、貼られたシールにしっかりと書かれていました。
「5年以上の使用は避けてください」
みんな見てるのかな?
灯油のポリタンクの製造年月を知る方法
ポリタンクには、意外にも(?)製造年月がしっかり記載されていました。
矢印の中に「02」と書いてあるのが「製造した年」
矢印の周りに1から12まであり、矢印の差したところが「製造した月」となります。
少しデザインが違うものがあるようですが、原理は同じです。
つまり我が家のこのポリタンクは、2002年12月に作られたもの。
時はすでに2023年……もう20年を超えました!
ポリタンクの成人式……
よく20年もの間、壊れずに頑張ってくれました!
この「5年」という推奨期間を知らなければ、まだまだ使っていたでしょう^^i
ポリタンクってどう壊れるの?
我が家のポリタンクはトラブルなく20年使いましたので、「いったいどうやって壊れるのだろう?」と不思議に思いました。
割れそうにもないし、ひびとか?
そこで調べてみたところ、いくつか例がありましたのでご紹介します。
ケース① ポリタンクを引きずって底から漏れた 落として割れた
灯油のポリタンクは18リットルや20リットルと、とても重いですよね。
そのせいか、ポリタンクをズルズルと引きずりがちなようで……
これでは底が地面にこすれて削れてしまいます^^i
ある年配の方は、引きずって薄くなった底面から油が染み出したとのこと。
「落としたら割れた」という方もいらっしゃいました^^i
重くて大変な方は、10リットルなどの小さめのポリタンクを考えてみてはどうでしょうか?
ケース② ポリタンクではなく、キャップが割れる
ポリタンクの破損の例はあまり見かけませんでしたが、「キャップが割れた」という書き込みは多く見られました。
灯油を入れるタンク部分とキャップは材質が違っていて、キャップの方が割れやすいようです。
よくあることなのか、キャップだけ別売りされていますので、劣化がみられたら買い換えをおすすめします。
購入する時には「サイズ」にも気を付けてくださいね!
50㎜と65㎜があります。
ケース③ 外に出しっぱなしで灯油が漏れていた
何度も言いますが、灯油、そしてポリタンクは紫外線が大敵で、劣化を早めます。
・ベランダに置いていたら灯油くさくて漏れているのに気付いた
・外に置きっぱなしにしたら割れていた
という方もチラホラ。
何とか片づけても臭いが残りますし、玄関などの人口石にこぼすとシミになって取れないので本当に厄介!(←経験者)
紫外線を避けるのは最低条件ですよ (๑•̀ㅂ•́)ノ
購入する時は製造年月をチェックしないと「損をする」
20年もののポリタンクはさすがにマズイ気がして、ホームセンターに灯油のポリタンクを買いに行ったときのことです。
陳列棚に並んだポリタンクの製造年月をチェックしたところ……
なんと1年前に作られたものでした!
ポリタンクの寿命など気にせずに生きてきたので、そんなものなのかな?と思いましたが、念のため他のホームセンターに行ってみると.……
2か月前に作られたものでした。
購入時点で10カ月違い!
何店舗も回るのは大変かもしれませんが、店舗によっては古いものもあると覚えておきましょう。
それにしてもポリタンクは紫外線が大敵だというのに、外に並べて売られてたな (-ω-)
必ず灯油用のものを使用する
赤いポリタンクは色が強烈過ぎて「もっとシックなものはないの?」と長年思っていました。
今はあるんですね、おしゃれなポリタンク。
しかし、「推奨」や「検査済」の文字はありません。
「灯油専用ではない」と書いているのに紹介画像で灯油を入れていたり、説明や注意書きも小さかったり。
特に白やカラフルな色のポリタンクは遮光性でないため、絶対に避けましょう。
購入者レビューで「おしゃれなのでベランダにおいてもサマになる」なんて書いている方がいましたが、だから外はダメだっつーの。
おしゃれなポリタンクには「JIS規格準拠」「もともとは工業用」「消防法適合品」と書いてある場合もありますが……
当然ながらポリエチレンブロー協会や各自治体では、「推奨ラベル付き製品」を勧めています。
このシールが貼られたポリタンクが「灯油かん」に関するJIS規格の試験に合格したことを証明するものです。
ちなみに東日本では赤がメジャーなのですが、西日本では青いポリタンクが一般的なのだそうです。
ですので、青いポリタンクはJISマーク付きがたくさん売られています。
灯油のポリタンクの処分方法 ポリタンクって何ゴミ?
ポリタンクを新調し、次は古いポリタンクの処分です。
まずは灯油が中に入っている場合、空にしてから廃棄する必要があります。
我が家の灯油は「劣化していない灯油」ですので、寒くなり始めた頃に灯油ストーブを出して使い切りました。
もし劣化して使えない灯油の場合、廃棄はガソリンスタンドへの持ち込みが簡単です。
空になったポリタンクの廃棄は、自治体によって処分方法が違います。
私の住む自治体では「燃えるゴミ」でした。
「粗大ごみ」「不要ごみ」とする自治体もありますので、正しい方法で処分してくださいね^^
まとめ
長いこと大人やってきましたが、知らないことってまだまだありますね……
今回は
灯油のポリタンクは5年を目安に交換が推奨されていることについて書きました。
その他、灯油の関連記事としてぜひこちらもご覧ください!
↓ 別ブログに飛びます(運営者は私です^^)
灯油の使用期限はいつまで?古い灯油が使えるかチェックする方法
古い灯油はどこで処分する?ガソリンスタンドに料金を聞いてみた
それでは皆さん、よい防災を!
(*Ü*)ノ"
追伸
冬の防災グッズとして欠かせない「暖房器具」
全国で雪の被害が報告される中、もし今停電になったら……大丈夫ですか?
我が家は小さめの反射式を用意していますが、寒い地域の方はやはり大きめをおすすめします!
私は寒い地方の出身なので反射式ストーブを長年使っっていましたが、大きさによって全然あったかさが違いますよ。